サミット株式会社 さま
(写真 : 店長 山口様)
※取材内容・肩書は取材当時のものです。
半額を待たずして売れていく値引き商品が続出
従業員の食品ロスに対する意識も変わったと実感
全国に広がるもぐもぐチャレンジ実施店。
今回は、神奈川県にあるスーパーマーケット・サミットストア横浜岡野店の店長・山口さんに、
もぐもぐチャレンジに対する思いや、アプローチの方法についてお話を伺ってきました。
事務局からの販促物の掲示だけでなく、独自のPOP制作や販促活動など、参考にさせてもらいたいお話を沢山聞くことができました!
・子どもの注目を集めることがお客様から興味を持ってもらえるきっかけに!
・店内のPOP掲示とモニター告知で認知度もUP
・食品ロス削減へのモチベーションUPで割引商品購入の抵抗感も払拭
ーもぐもぐチャレンジを導入すると聞いた時はどう思いましたか?
山口さん : 実は私が横浜岡野店に着任した時には、すでに「もぐもぐチャレンジ」は導入されていました。
前任の店舗では、ちょうど導入に向けての説明会を受けている最中で、説明を受けて最初に思ったことは、
値引きシールも貼って、もぐもぐシールも貼って、、、相当な量のシールを貼らないといけないので、正直、大変そうだなと思いました。
ーどのような商品にもぐもぐシールを貼りますか?
山口さん : 惣菜、お肉、刺身など消費期限の短いものをメインに、3割引の段階で貼るようにしています。
各売り場の担当者が貼り抜かりがないように責任を持って貼って回ります。
担当者の退店後、割引になる商品に関しては、夜の店の責任者が対象商品を値引きしながらもぐもぐシールを貼って回ります。
ーもぐもぐシールの効果はいかがですか?
山口さん : これまで半額になるのを待たないと売れなかった商品が、3割引の段階でも売れるようになりました。
食品ロスの削減と同時に、半額になる前に売れることが会社の利益UPにも繋がっていると感じています。
店内ディスプレイの様子
(右側:寄付箱 中央右側:ガチャ機 左側:もぐにぃ台紙・ぬいぐるみ 中央左側:ブラックボード)
子どもの注目を集めることがお客様から興味を持ってもらえるきっかけに!
ーどのような人が参加していますか?
山口さん : 圧倒的にお子様連れのお客様の参加が多いです。
「もぐもぐシールが欲しい」「これ買って」というお子様の声をが店内で聞くことが多く、
もぐもぐチャレンジへ興味を持っていただけている様子が伺えます。
結果として、食品ロス削減に貢献していると考えています。
ーもぐもぐチャレンジに対するお客様からの声はどのようなものがありますか?
山口さん : これまで値引きシールをついている商品を買うことに抵抗がある、ちょっと恥ずかしいという気持ちがあったお客様からは、「もぐもぐシールを集めるというモチベーションが生まれて、抵抗なく購入できるようになった」というお声をいただきました。
また、お孫さんのためにもぐもぐシールが貼られた商品を買っているという人も多くいます。
写真左側:店内(もぐもぐチャレンジ寄付関連)ポスター 写真右側:店内(もぐもぐチャレンジ告知用)ブラックボード
店内のPOP掲示とモニターでの告知で認知度もUP
ーもぐもぐチャレンジPRのために店舗独自で取り組んでいることを教えて下さい。
山口さん : 当店では店内の告知にブラックボードの掲示を多用しています。
POP作成が得意なスタッフがいるので、もぐもぐチャレンジのブラックボードを作って、パンなどのシールを沢山貼るコーナーやサッカー台などお客様の目に留まる場所に掲示しています。
また、店内に置いているモニターで、もぐもぐチャレンジの告知を高頻度で流すなど、常にお客様にリマインドできる環境を作っています。
ー運用面で大変なことはありますか?
山口さん : 台紙の大量交換が大変でした。
一度に20枚、30枚の台紙を持ってきてくだされるお客様がいて、他の業務に支障が出たりすることがありました。
今はスタッフがスムーズに対応できるためのルールを決めて運用しているので、慌てることもなく対応できています。
ー景品にはどのようなものを用意していますか?
山口さん : お菓子、家庭用品など、1等から3等まで金額設定をして、その中から喜んでもらえそうな商品を景品にしています。
駄菓子、ふりかけ、ティッシュ、カップのお味噌汁など幅広い年齢層のお客様に対応しています。
食品ロス削減へのモチベーションUPで割引商品購入の抵抗感も払拭
ーもぐもぐチャレンジを導入後、ロス率は改善していますか?
山口さん : 冒頭でも述べたように、半額にならなくても、もぐもぐシールを貼る3割引の時点での売上が上がっているので、効果を実感しています。
また、発注の数を見直したり、きれいな陳列や盛り付けをさらに心がげるようになったりと、従業員の食品ロス削減に対する意識が高まりました。
ー最後に、今後の展望を聞かせてください
山口さん : シールの回収率を上げて、無駄貼りをなくしていきたいです。そのためには、もぐもぐチャレンジのアピールをもっと強くしていく必要があります。
当店には、案内係といって来店されたお客様へご案内やお話をするという係の者がいます。
そういったポジションで極的にアピールをしてもらい、お客様にもぐもぐチャレンジの活動をダイレクトに伝えていきたいと考えています。