2021.02.04
サニーマート とさのさと御座店 店長にインタビューしました!
![](https://mognny.fun/wp-content/uploads/2021/02/IMG_4245-scaled.jpg)
【もぐもぐチャレンジのお話を最初に聞いた時の気持ちを教えてください】
みんなが幸せになる素敵な企画だと思いました!
サニーマートが全国に先駆けてもぐもぐチャレンジを導入して今年で3年目になります。
お話を伺った時点で私は大賛成でした。
というのも、どこのスーパーマーケットでも当たり前のように
行われている食品廃棄に疑問を抱いていたからです。
昔から「もったいない」という言葉はありましたが、スーパーマーケットには
常にたくさんの惣菜や食品が並んでいるもの、という考えがお店側もお客様にもありました。
また、日付の古いものや本日消費の惣菜に貼っている値引きシールの商品を買うのに抵抗のあるという
お客様もまだまだいらっしゃったからです。
もぐもぐチャレンジを導入することによって、フードロス削減を実現し、
目の前の子どもたちに喜んでもらえる仕掛けだけではなく、地域貢献にも役立てる企画だと思いました。
【企画を導入して、シールを集めてもらうためにしたことは?】
シール回収率を上げるヒントはガチャガチャにあり!
導入初年度は、私が在籍しているとさのさと御座店のオープンした年でもありました。
店舗オープンと新しい取り組みが重なったこともあり、正直しんどかったのを覚えています。笑
そしてお客様の反応も鈍かった!当時の企画の内容としては、
もぐにぃシールを集めると、寄付かくじ引きができるというものでした。
当初、くじ引きではなくガチャガチャにしたらどうだろう?という案もありましたが、
機械の導入にコストがかかるので、くじ引きにしました。
が、後になってガチャガチャにしておけば良かったと後悔しました。
同じタイミングでもぐもぐチャレンジを導入した山手店では、最初からガチャガチャを使用していて、
同じ月でシールの回収率を見比べてみるとその差は歴然でした。
とさのさと御座店では17回くじ引きを引いてもらったのに対して、山手店はなんと197回。
お子さんに対するガチャガチャの影響力の凄さを感じ、すぐに機械を導入しました。
そこからシールの回収率がグッと上がりました!
【周知のためにまず何を行いましたか?】
とにかく丁寧な説明が大事だと感じました!
まず行ったのはもぐもぐチャレンジの周知徹底です。ひたすら商品にもぐにぃシールを貼り、お客様にアピールをしました。
「このシールは何ですか?」というお客様からの声があると丁寧に趣旨説明もさせていただきました。
ただ、一番大変だったのは、スタッフへの意識づけです。
シールを貼るとどうしてもその分商品が隠れてしまうので、鮮度の良い魚を隠したくない、値引きのイメージが付いてしまいそうで嫌、という声が沢山上がりました。
【スタッフさんへの意識づけはどのようにしましたか?】
企画の意図をスタッフみんながしっかりと共有すること!
実は近くにフードロス削減ショップがあったり、地域貢献活動を掲げている企業も多かったりと
店舗周辺が地域的にエコ活動や社会貢献活動にとても意識的な場所なんです。
もぐもぐチャレンジのことをちょっとずつ知ってくれるお客様が増えてきて、お客様の方から「どうしてお惣菜にはシールを貼っているのに、
お肉には貼っていないんですか?」などの声が出るようになりました。
また、もぐもぐチャレンジを主幹している弊社スタッフが店舗に来てくれて、スタッフにしっかりと説明してくれたことも大きかったです。
説明の際にも、「惣菜ならお寿司や刺身に貼るというシール貼りのルールはありますが、これに囚われず自分の思うように貼っても良いですよ」と
おっしゃってくれたおかげで、「パンにも貼ってみよう、カット野菜にも貼ってみよう」と自主的に動いてくれるようになりました。
今では店長の私がシールを貼ることがなくなったくらいです。
【手応えを感じた出来事はありますか?】
店独自のチャレンジ企画が成功した時!
サニーマート全体でいえば、令和元年の10月に施工された食品ロス削減月間に合わせ、
とにかくシールを集めようという期間を設けた時です。
その際に、ガチャガチャ1回に加えてハーティーのポイント付与や、Wチャンスで商品券などが当たるイベントなどを実施しました。
とさのさと店に関していえば、店独自で行っているビッグチャレンジの反応が良かったと感じています。
今は、シールを集めるとガチャガチャが回せるという内容ですが、ガチャガチャはお子さま向けなので、どうすれば大人が関心を深めてくれるのかを考えました。
その結果、みなさんが集めたシール1枚に対して1円を、近所の子ども食堂に寄付するというオリジナル企画を実施。
店内に大きなシール台紙を貼り出して、みんながシールを貼れるようにすると、企画の見える化にも繋がるうえに、一緒になって「やっている感」もアップしました。
先日、集まった寄付金を持参したところ、とても喜んでいただけました。その光景を目の当たりにするとさらにモチベーションも上がります。
【さらに認知度を上げるための方法はお考えですか?】
企画を知ってもらうために「もぐにぃコーナー」を設ける!
現在、高知県内のサニーマート18店舗で、もぐもぐチャレンジを実施していますが、お店によってシールの回収率はバラバラです。
もぐもぐチャレンジの周知に悩んでいるお店もあるので、専用什器などを設置して、お客様の関心を集めることができないかと検討しています。
「これは何ですか?」「どうすればガチャガチャができますか?」という声をきっかけに、お子さまにはシールを集めたら回せる説明を、
保護者の方には企画の趣旨説明を丁寧にするという流れを作っていけたらと思っています。
【今後の目標を教えてください】
身近な地域から世界へ、食品廃棄をゼロにしたい!
最終目標はもちろん廃棄ゼロです!
近い未来の目標としては、子ども食堂への寄付だけでなく、近くの公園に滑り台を設置したり、
通りの花壇に花を植えて地域を活性化できればと考えています。
今はフードロス削減に特化していますが、プラスチック削減など様々なエコ活動への希望を持った取り組みです。
現在、企画導入を検討している他企業様もいらっしゃると思いますが、
一番大切なのは焦ってもぐもぐチャレンジを導入することではありません。
まずは従業員全員にキチンと企画の意図を落とし込むこと。この企画はシールを貼ることが目的ではなくて、
このシールで地域貢献ができ、世界平和につながるシールです。
スーパーマーケットが独断でしているのではなく、地域の人たちと一緒になって活動に取り組んでいますので、
ぜひ一度弊社の売り場をご覧になって、興味を持ってもらえたと思います。
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